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選択的夫婦別姓 導入で院内集会 市民団体が主催


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【東京】選択的夫婦別姓の導入を求める市民団体NPO法人ネット・民法改正情報ネットワーク主催の院内集会が13日、衆院第1議員会館で開かれ、立憲民主党の泉健太代表ら国会議員が参加した。「沖縄の風」代表の伊波洋一参院議員は「国会議員がみんなで不利益の解消に取り組むべき課題だ」として政策実現に向けた取り組みを続ける意欲を示した。
 選択的夫婦別姓を巡っては、法制審議会が1996年2月、制度導入を含む民法改正を答申したが、保守派の反対などによって28年経っても実現していない。これを受け集会では市民団体が、泉氏ら各政党の代表に「選択的夫婦別姓を求める要望書」を提出した。
 伊波氏は県内での選択的夫婦別姓への賛成意見が他の都道府県と比較して多い点を強調し「民法改正を実現できるよう、これまで以上に働きかけたい」と述べた。集会には同会派の高良鉄美参院議員も参加した。 (安里洋輔)