発がん性が指摘される有機フッ素化合物(PFAS)を巡り、環境省が北海道大と兵庫医科大、国立医薬品食品衛生研究所に委託し、健康影響について研究を始めることが18日、政府関係者への取材で分かった。PFASは発がん性や免疫機能への悪影響などが懸念されているが不明な点が多く、知見の拡充を目指す。
研究は3年間の予定で、6月ごろ開始。北海道大は胎児期から10代後半までの約700人分の血液に含まれる39種類のPFASの濃度などから発育や脂質代謝への影響を研究。兵庫医科大はマウス実験でワクチンの効果を低下させる免疫抑制があるかどうかを調べ、国立医薬品食品衛生研究所は分子レベルで毒性のメカニズム解明を目指す。
環境省が昨年12月から今年2月まで研究テーマを公募。14件の応募があり、選考を進めていた。
有料
PFAS健康影響 調査 環境省が委託 発がん性の関連研究
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琉球新報朝刊
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