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米軍降下訓練に抗議 三連協 「例外的措置」に相違


米軍降下訓練に抗議 三連協 「例外的措置」に相違 嘉手納基地で実施されたパラシュート降下訓練と、オスプレイ飛行再開について沖縄防衛局に抗議した三市町連絡協議会の(左から)渡久地政志北谷町長、桑江朝千夫沖縄市長、當山宏嘉手納町長=20日、嘉手納町の沖縄防衛局
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 【中部】沖縄市、嘉手納町、北谷町でつくる「嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会」(三連協)は20日、沖縄防衛局に伊藤晋哉局長を訪ね、嘉手納基地で4カ月連続で「例外的」にパラシュート降下訓練が実施されたことと、米軍オスプレイの飛行再開に関する抗議・要請書を手渡した。3市町の首長・議長が出席した。
 パラシュート降下訓練は、(1)嘉手納で訓練を行わない(2)伊江島補助飛行場の滑走路補修計画を速やかに公表し早急に整備する(3)「例外的」要件の具体的な詳細を明らかにする―の3点を求めた。
 要請終了後の取材で桑江朝千夫沖縄市長は、嘉手納実施の根拠とされる「例外的措置」を巡り、「4カ月連続の訓練を政府が『例外的である』と認めていることは三連協とは相違がある」と指摘した。當山宏嘉手納町長は「(防衛局から)どのような程度の場合、例外的に該当するのか今後検討していかなければならないという発言があった」と明かした。オスプレイ飛行再開については、嘉手納基地へ飛来しないことなどを求めた。 (石井恵理菜)