政府が防衛力強化の一環として有事を念頭に整備を進める「特定重要拠点空港・港湾」を巡り、香川県が候補に挙がっていた高松港への指定を受け入れる方針を固めたことが22日、県幹部への取材で分かった。国側からは26日までの回答を求められており、週明けに伝達する。
指定されれば、自衛隊の輸送艦への物資積み降ろしや、護衛艦の離着岸といった訓練が行われる見通し。平時から自衛隊や海上保安庁が円滑に利用できるようにするのが狙い。
高知県も22日の記者会見で、高知港など3施設への指定受け入れを表明した。空港や港湾といった公共インフラの整備は、国家安全保障戦略に明記された防衛力強化を補完する4分野の一つ。
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香川県、特定重要拠点へ 防衛力強化 高知県も受け入れ
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琉球新報朝刊
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