【中城】中城村議会(伊佐則勝議長)は22日の3月定例会最終本会議で、鹿児島県・屋久島沖での事故を受けて飛行停止していた米海兵隊MV22オスプレイが飛行を再開させたことへの抗議決議と意見書を全会一致で可決した。
両案は「県や宜野湾市は事故原因の究明や安全対策を求めてきたが、具体的な説明もなく欠陥機オスプレイの飛行を強行した」と指摘。「県民をないがしろにした『暴走行為』であり、県民の命を軽視した愚行と言わざるを得ない」と強調した。
中城村も普天間飛行場の米軍機の飛行ルートに組み込まれていることから「重大事故を起こしてもまともに説明せず、わが物顔で飛行することは断じて容認できない」と強く抗議した。同飛行場の即時閉鎖と撤去、オスプレイ配備の即時撤回、日米地位協定の抜本的改定を求めた。
(名嘉一心)