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市民150人が抗議集会 爆音訴訟団ら防衛局要請


市民150人が抗議集会 爆音訴訟団ら防衛局要請 沖縄防衛局の伊藤晋哉局長(右)に要請書を手渡す第3次普天間米軍基地から爆音をなくす訴訟団の新垣清涼団長(左列手前から2人目)ら=25日、嘉手納町の沖縄防衛局
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 【中部】第3次普天間米軍基地から爆音をなくす訴訟団など3団体は25日、嘉手納町の沖縄防衛局に伊藤晋哉局長を訪ね、普天間基地所属のMV22オスプレイの配備撤回と、鹿児島県・屋久島沖での墜落事故の原因を国民へ説明することを要請した。要請前には防衛局前に150人以上が集まり、抗議集会を開いた。
 要請書は同訴訟団と第4次嘉手納基地爆音差止訴訟原告団、辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議などが署名を連ねた。
 伊藤局長は要請に対し、「防衛省は事故原因が特定の部品の不具合だとしているが、事故原因や安全対策の詳細は米国内法上の制限や、運用保全上の理由から対外的に明らかにできない」と答えた。
 沖縄防衛局前広場で行われた集会では、第3次普天間米軍基地から爆音をなくす訴訟団の玉元一恵事務局長が「何も言わなければ配備を認めてしまうことになる。それを許してはいけない」とオスプレイの配備撤回を求めるため、声を上げ続けることを集まった市民に求めた。 (名嘉一心、福田修平)