オール沖縄、衆院選4区の候補者選考委、17日に立ち上げ　れいわの参加は？

　次期衆院選の沖縄4区の候補者選考を巡り、辺野古新基地建設に反対する「オール沖縄」勢力は選考委員会を17日に立ち上げることを決めた。候補者一本化へオール沖縄とれいわ新選組による協議が足踏み状態となっているが、オール沖縄側が踏み込んだ。ただ、れいわの参加は確定しておらず一本化は依然、不透明な状況が続く。

　5日、那覇市内でオール沖縄勢力の県政与党各政党や会派の代表者らが協議して決定した。政治団体「沖縄うない」の参加も決めた。選考委は社民と社大、立民、共産、にぬふぁぶし、れいわの6政党・政治団体の代表者と次呂久成崇県議（石垣市区選出）、うない代表者の8人とした。

　オール沖縄とれいわは候補者一本化に向けた協議を重ねてきた。3月6日には選考委構成を固めたものの、選考委発足に向けた手法や過程で折り合わず協議が中断した。

　与党各政党・会派連絡会座長の照屋大河県議は、れいわの参加が不透明な中で選考委の立ち上げ期日を決めた理由について、県議選が迫っていることなどを挙げた。その上で「れいわには変わらず参加を呼びかける」と強調した。　（佐野真慈）