下地幹郎氏、衆院選沖縄1区に出馬表明 無所属で 


下地幹郎氏、衆院選沖縄1区に出馬表明 無所属で 
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 次期衆院選で、元郵政民営化担当相の下地幹郎氏(62)が9日、沖縄1区から無所属で出馬すると表明した。下地氏は「負けたら政治家を辞める。一つのけじめとしたい」と語った。

 那覇市内で開いた集会で集まった支持者の前で明言した。集会後、報道陣の取材に応じ「勝てば次期知事選に出馬する」とも語った。

 辺野古新基地建設問題について「オール沖縄は反対はできるが止められない。政府、自民党が推進するV字案も県民に何のメリットもない」と話した。

 その上で、米軍キャンプ・シュワブ陸上部と既存の埋め立て部分を活用した軍民共用の「やんばる国際空港」とすることで「解決させる」と訴えた。

 沖縄1区はいずれも現職で自民の国場幸之助氏(51)、共産党の赤嶺政賢氏(76)が立候補を予定している。

 下地氏は1961年8月14日生まれ、宮古島市出身。中央学院大卒。96年に衆院議員に初当選。通算6期務め、郵政民営化・防災担当相などを歴任。2021年10月の衆院選、22年9月の県知事選で落選した。(佐野真慈)