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今国会初、自・立に隔たり 衆院憲法審査会 あす実質審議へ


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 与野党は9日、衆院憲法審査会を11日に開く日程で合意した。今国会初の実質審議で、各党による自由討議を実施する。与党と日本維新の会など5会派は、緊急事態時の国会議員任期を延長する憲法改正が必要との立場で一致。自民党は条文案を作成する起草作業の加速化を目指す。
 一方、立憲民主党は任期延長の改憲に反対しており、隔たりは依然として大きい。
 当初、3月中の憲法審開催を目指していた自民に対し、立民は派閥の政治資金パーティー裏金事件への対応を優先すべきだとして反発。自民は今月3日、裏金事件で処分対象となった安倍派の3人を委員から交代させることで環境整備を図った。4日に幹事選任の手続きを行うための憲法審を開催した際、自由討議を11日に開く日程を提案していた。