有料

県、パラシュート訓練抗議 米側の対応を注視


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 県の又吉信基地対策統括監は10日、米軍嘉手納基地の第18航空団と在沖米総領事館を訪ね、米空軍が3月まで4カ月連続で嘉手納基地でパラシュート降下訓練を実施したことに抗議した。
 18航空団への要請で又吉氏が訓練を県外・国外で実施するよう求めたことに対し、米空軍側は上層部に伝えるとの考えを示したという。県は今後の米側の動向を注視する姿勢を示した。
 米空軍は、伊江島補助飛行場の滑走路が修繕が必要となっていることを理由に、嘉手納で訓練を継続している。
 これに対して県は、伊江島で航空機が離着陸をせずとも訓練ができるのであれば、伊江島での実施を前提に訓練計画を立てることも求めた。 (知念征尚)