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最大級日米演習10月にも 防衛省計画公表 沖縄県内・奄美検討か


最大級日米演習10月にも 防衛省計画公表 沖縄県内・奄美検討か
この記事を書いた人 Avatar photo 明 真南斗

 【東京】防衛省統合幕僚監部と陸上幕僚監部は11日、2024年度の主要な訓練・演習計画を公表した。隔年で実動演習をしている最大級の日米共同統合演習「キーン・ソード(KS)」などを予定している。時期は10~11月ごろ。場所は調整中としたが、沖縄県内や奄美群島を検討するとみられる。

 KSは17回目となる。22年度に実施された前回KSでは与那国空港に16式機動戦闘車(MCV)を運び込み、与那国駐屯地まで一般道路を走らせて移動した。

 陸自は7、8月ごろ、県内や九州地方を中心に米海兵隊との実動訓練「レゾリュート・ドラゴン(RD)」実施を検討している。23年度の前回RDでは陸自の輸送機V22オスプレイが県内に初飛来し、新石垣空港で離着陸した。

 陸自と在沖米海兵隊との共同訓練「アイアン・フィスト(IF)」は12月以降に国内で予定される。もともと米国で続けてきた共同訓練だが、3年連続で日本での実施となる。今回の訓練場所は未定だが、過去2回は県内などで実施した。

 (明真南斗)