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普天間 6カ所で騒音増 オスプレイ飛行再開1カ月 基地過重負担浮き彫り


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 昨年11月に起きた鹿児島県・屋久島沖での墜落事故を受けて飛行を停止していた米軍普天間飛行場所属のMV22オスプレイの飛行を在沖米海兵隊が再開させてから14日で1カ月となった。普天間飛行場周辺での航空機騒音を調査している県によると、飛行再開前日である3月13日までの1週間と、14日からの1週間で1日当たりの騒音発生回数(速報値)を比較したところ、比較可能な7測定局中、6局で増加が確認された。
 オスプレイの飛行停止後、離着陸回数の減少などが報告されていたが、飛行再開に伴い基地負担が再び増した実態が改めて浮き彫りとなった。
 県によると、飛行再開前後1週間の比較で1日当たりの騒音発生回数の増加数が一番大きかったのは、宜野湾市の真志喜局で9回増の30回となり、1・4倍に増えた。
 野嵩局は4・1回増の26回、宜野湾局は3回増の25・1回だった。
 北中城村の荻道局は1・6回増の27・9回、大城局では0・8回増の34・1回、熱田局で3・3回増の28・3回。
 沖縄市の比屋根局では1・8回減の20・6回となった。 (知念征尚)