有料

オスプレイ再開 降下訓練で抗議 北谷議会が防衛局に


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【北谷】北谷町議会(仲地泰夫議長)は16日、沖縄防衛局に伊藤晋哉局長を訪ね、オスプレイ飛行再開と繰り返される嘉手納基地でのパラシュート降下訓練について、それぞれに抗議する意見書を手渡した。
 オスプレイ飛行再開に抗議する意見書では「事故原因の詳細を明らかにしないまま飛行再開を強行した米軍とそれを追認した日本政府の姿勢は看過できない」として全てのオスプレイの即時撤去を求めた。
 パラシュート降下訓練に抗議する意見書では「地域住民や議会・行政の抗議を一顧だにしない米軍の訓練強行は断じて許されない」として嘉手納基地でのパラシュート降下訓練全面禁止などを求めた。
 伊藤局長はオスプレイの飛行再開、パラシュート降下訓練についてもこれまでの見解を重ねた。 要請後、玉那覇淑子副議長は「米軍からの報告を述べただけで納得がいかない」と述べた。意見書はいずれも3月定例会で、賛成多数で可決された。 (金盛文香)