3氏軸に衆院4区一本化 オール沖縄・れいわ 選考委を発足


3氏軸に衆院4区一本化 オール沖縄・れいわ 選考委を発足 国会
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 次期衆院選で沖縄4区の野党系統一候補者選考を巡り、辺野古新基地建設に反対する「オール沖縄」勢力とれいわ新選組は17日、候補者選考委員会を発足させた。4区では、立民がオール沖縄共同代表の金城徹氏(70)、れいわが前豊見城市長の山川仁氏(49)の公認を発表している。沖縄うない代表の比嘉京子県議(73)も出馬に意欲を示している。3氏を軸に候補者一本化に向けた作業が本格的に始まった。

(左)金城徹氏 (中央)山川仁氏 (右)比嘉京子氏

 選考委メンバーは社民と社大、立民、共産、にぬふぁぶし、れいわ、政治団体沖縄うないのそれぞれの代表者と次呂久成崇県議(石垣市区選出)の8人。選考委座長は照屋大河県議(社民)が務める。照屋座長は「選考で決めた候補者を(選考委を)構成する全組織が一致して応援することも確認した」と説明した。選考方法は次回(25日)以降に協議していく。

 候補者一本化に向けてオール沖縄とれいわは複数回、協議を重ねてきた。3月6日に選考委構成を固めたが、れいわ側が選考委発足前に、選考を全会一致とすることや議事録公開、公開討論会実施などを求めた。これに対し、オール沖縄側は選考委で協議するとの姿勢を変えず、一時、協議は中断していた。

 17日の選考委で、れいわが求めた要件について改めて協議し、議事録の作成と公開の実施を決めた。選考委に参加したれいわの高井崇志幹事長は「一本化が望ましいのは当然のことで、そのためにわれわれも努力をしてきた。われわれが求めたことの全てに答えが出たとは思っていないが、これから協議をしていきたい」と説明した。 

(佐野真慈)