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佐賀、熊本で飛行再開 陸自のオスプレイ2機


佐賀、熊本で飛行再開 陸自のオスプレイ2機 佐賀県の陸上自衛隊目達原駐屯地を離陸する陸自V22オスプレイ=19日午前
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 陸上自衛隊は19日、昨年11月の米軍CV22オスプレイ墜落事故後、佐賀県の目達原駐屯地と熊本県の高遊原分屯地にとどまっていた輸送機V22オスプレイ各1機の飛行を再開した。防衛省の茂木陽報道官が記者会見で明らかにした。
 陸自はV22を千葉県の木更津駐屯地に暫定配備中。事故後に飛行を見合わせていたが、今年3月21日に木更津での運用を再開した。
 茂木氏によると、佐賀と熊本の2機は19日午前に駐屯地や分屯地の周辺を飛んだ。
 陸自によると、機体の効率的な整備のため、目達原の1機を20日にも高遊原に移動させ、早ければ22日に2機とも木更津に戻す。
 2機は事故前に訓練や行事のため高遊原と目達原に移動していた。陸自はV22を計17機導入予定で、最終的には建設中の佐賀駐屯地(佐賀市・仮称)に配備する計画だ。