中城村長選、村議の比嘉麻乃氏が政策発表「新しい風吹かせたい」　沖縄

【中城】6月11日告示、16日投開票の中城村長選に向け、村議の比嘉麻乃氏（49）＝無所属＝が29日、中城村の南上原公民館で出馬会見を開いた。比嘉氏は後継指名を受けた浜田京介村長の村政運営を引き継ぐとした上で「女性として新しい風を吹かせていきたい」と述べた。

　比嘉氏は子育て支援を最重要政策にした上で高齢者福祉にも力を入れる姿勢を示した。村の山側地域には「多世代交流施設」を整備し、海側地域には村内の野菜などが購入できる「ごさまるしぇ」を設置する公約を掲げた。中城村と北中城村が目指す「那覇広域都市計画区域」から「中部広域都市計画区域」への移行についても公約に盛り込んだ。一方、村議の比嘉護氏（64）＝無所属＝も出馬意向を示しており、16年ぶりの選挙戦となる見通し。投開票日は県議選と同日になる。

　比嘉　麻乃（ひが・あさの）　1974年5月22日生まれ。那覇市久茂地出身。中城村南上原在住。コザ高卒。琉球バス交通を経て、2016年の村議補選で初当選。現在3期目。　

（梅田正覚）