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「県政奪還のうねりつくる」 自民県連・島袋幹事長 沖縄県議選、野党・中立の過半数奪取で


「県政奪還のうねりつくる」 自民県連・島袋幹事長 沖縄県議選、野党・中立の過半数奪取で 所感を述べる島袋大自民県連幹事長=17日未明、那覇市の自民党県連
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 任期満了に伴う第14回県議会議員選挙(定数48)で、野党の自民や中立の公明、維新などによる「野党・中立」が過半数に達したことについて、自民県連の島袋大幹事長は17日未明、取材に応じ「玉城デニー知事に対して議論を深掘りをしていく」と強調した。2026年の県知事選に向け「過半数を取ったので知事選の人選も含めて早急に進める。何としても県政奪還のうねりをつくりたい」と語った。

 玉城知事が掲げる米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設阻止について「埋め立て工事は既に進んでいる。普天間跡地利用のグランドデザインを早急に策定する」と述べ、移設を進展させる考えを示した。

 勝因について、玉城県政が来年度から開始を予定している県内市町村立・県立中学校に通う中学生の学校給食費無償化支援事業の方針が二転三転したことのほか、物価高騰対策が不十分だったことを挙げた。「県知事としてリーダーの動きが全くなかったことを県民が感じたのではないか」と述べた。

(’24県議選取材班)