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オスプレイ飛行に抗議 北谷町議会 MQ4配備にも


この記事を書いた人 Avatar photo 金盛 文香

 【北谷】北谷町議会(仲地泰夫議長)は20日の6月定例会最終本会議で、米軍嘉手納基地に駐機する海軍仕様機CMV22オスプレイの飛行再開への抗議決議、意見書を賛成多数(賛成15、反対1、不在1)で可決した。無人偵察機MQ4トライトンの一時配備に対する抗議決議、意見書も賛成多数(賛成15、反対2)で可決した。宛先はいずれも日米関係機関。

 CMV22オスプレイ飛行再開への抗議決議、意見書では、構造的欠陥が米国内で指摘されていることや「事故原因の詳細を明らかにしないまま飛行再開を強行した米軍とそれを追認した日本政府の姿勢は看過できない」として、欠陥機と指摘される全てのオスプレイの即時撤去などを求めた。

 MQ4の抗議決議、意見書ではパラシュート降下訓練の常態化や外来機飛来による騒音被害など、具体的な負担軽減が示されない中での配備に「基地の機能強化につながり到底容認できるものではない」として、配備中止を含めた見直しなどを求めた。

(金盛文香)