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情報提供体制 再構築求める 糸満市議会 沖縄


情報提供体制 再構築求める 糸満市議会 沖縄 米兵性的暴行事件続発に対する抗議決議と意見書を全会一致で可決した糸満市議会=4日、同市議会議場
この記事を書いた人 Avatar photo 岩切 美穂

 【糸満】糸満市議会(金城寛議長)は4日の6月定例会最終本会議で、昨年12月の米兵少女誘拐暴行事件と、今年5月の米兵女性暴行事件に対する抗議決議と意見書を全会一致(欠席1)で可決した。相次ぐ事件に「県民の怒りと不安が広がっている」と抗議するとともに、公表が遅れたことについても「疑問の声が高まっている」と指摘し、米軍の事件・事故の情報提供体制の再構築などを求めた。

 抗議決議と意見書は、被害者への謝罪・補償とケア、再発防止策、容疑者の身柄の即時引き渡しと日米地位協定の抜本的改定、在沖米軍基地の整理・縮小―も求めた。

 宛先は抗議決議が駐日米国大使、在沖米四軍沖縄地域調整官など、意見書は外相や沖縄防衛局長など。

 (岩切美穂)