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衆院選沖縄4区 野党が公開討論会 統一候補選考に向け実施


衆院選沖縄4区 野党が公開討論会 統一候補選考に向け実施 公開討論会に臨む(左から)比嘉京子氏、山川仁氏、金城徹氏=4日、糸満市内
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 衆院選沖縄4区の野党系統一候補者選考に向けた公開討論会(オール沖縄選考委員会主催)が4日、糸満市内で開かれた。

 沖縄うない代表の比嘉京子前県議、れいわ公認で前豊見城市長の山川仁氏、立民公認でオール沖縄共同代表の金城徹氏が登壇。3氏ともに南西諸島へのこれ以上の防衛力強化に反対する姿勢を示し、子育て政策や地域振興で議論を交わした。

 比嘉氏は少子化対策に優先して取り組む考えを強調。軍備増強に危機感を示し「4区の1議席は沖縄、先島を戦場にさせない1議席であるべきだ」と訴えた。

 山川氏は若者の自殺に触れ「国の未来に希望を持っている国民がどれだけいるのか」と現在の政治を批判。消費税廃止や積極財政で社会にお金を回すとした。

 金城氏は「保革が争って得をするのは、県民ではなく分断を押し付ける人たちだ」と沖縄がまとまる必要性を強調。家計や事業者への直接支援を行うとした。

 公開討論会は12日に石垣市、13日に宮古島市で開催予定。選考委は月内にも候補者を一本化したい考えだ。

 (知念征尚)