9月8日投開票の宜野湾市長選が1日、告示される。元市長の佐喜真淳氏(60)=自民、公明推薦=と新人の市議、桃原功氏(65)=立民、共産、社民、社大推薦=による事実上の一騎打ちになる見通し。2氏が政治の世界に入ったきっかけなど「横顔」を紹介する。
佐喜真氏は、千葉商科大を卒業後にフランスへ渡り、空手を教えながら約7年間を過ごした。宜野湾市議会議長だった父親が急逝したことをきっかけに政治の世界へ。
県内の旅行会社を辞め、2001年の宜野湾市議選で初当選を果たすと06年には県議初当選。12年、宜野湾市長に初当選し、18年まで2期6年務めた。座右の銘は「少年よ大志を抱け」。
桃原氏は、九州共立大卒業後、普天間でいご通りでOA機器販売会社を経営。1996年、日米が普天間飛行場返還に合意したことを機に、街づくりに取り組みたいと政界へ。97年の市議選で初当選して以来、連続8期務めてきた。
普天間高時代に始めたバンド活動を継続しており、ギターやピアノが得意。座右の銘は「我以外、皆、我が師」。
市長選には無所属新人の会社代表、比嘉隆氏(47)も立候補を表明している。比嘉氏は、1977年7月24日生まれ。宜野湾市新城出身。沖縄国際大卒。国土交通省や本部町、宜野湾市の職員を経て現在は磁気探査業。22年の宜野湾市議選、今年6月の県議選に出馬したがいずれも落選した。
(’24宜野湾市長選取材班)