【宜野湾】宜野湾市長選挙が1日、告示された。午前9時時点で届け出に、無所属新人で前市議の桃原功氏(65)=立民、共産、社民、社大推薦、無所属新人で会社代表の比嘉隆氏(47)、無所属元職の佐喜真淳氏(60)=自民、公明推薦=の3氏が立候補を届け出た。選挙戦は桃原氏と佐喜真氏による事実上の一騎打ちとなる。投開票日は8日。
市長選は松川正則市長が7月26日に公務出張中の東京で急逝したことに伴い実施される。米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古への新基地建設の是非や経済振興、子育て支援策、行財政改革などが主な争点となる。
8月31日時点の選挙人名簿登録者数は7万8947人(男性3万7860人、女性4万1087人)。
桃原功氏(とうばる・いさお) 1958年11月4日生まれ。宜野湾市普天間出身。九州共立大卒。会社経営を経て97年の市議補選に立候補し初当選。現在8期目。市議会基地関係特別委員長を務めた。第3次普天間爆音訴訟団副団長。
比嘉隆氏(ひが・たかし) 1977年7月24日生まれ。宜野湾市新城出身。沖縄国際大卒。国土交通省職員や本部町、宜野湾市職員を経て現在は磁気探査業。22年の宜野湾市議選、24年の県議選に出馬したがいずれも落選した。
佐喜真淳氏(さきま・あつし) 1964年8月9日生まれ。宜野湾市真志喜出身。千葉商科大卒。市議や県議を経て、2012年に宜野湾市長選で初当選。2期目途中の18年8月まで市長を務めた。18年、22年の知事選に出馬したが、落選した。
(’24宜野湾市長選取材班)