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「町民の怒り頂点に」嘉手納町議会、米軍のパラシュート降下訓練強行に厳重抗議 沖縄


「町民の怒り頂点に」嘉手納町議会、米軍のパラシュート降下訓練強行に厳重抗議 沖縄 全会一致でパラシュート降下訓練に抗議する意見書を全会一致で採択する嘉手納町議会=6日、嘉手納町の同町議会
この記事を書いた人 Avatar photo 金盛 文香

 【嘉手納】嘉手納町議会(仲村渠兼栄議長)は6日の定例会本会議で、米軍パラシュート降下訓練に厳重抗議する決議と意見書を全会一致(欠席1)で可決した。日米関係機関に郵送する。

 8月23日9月3日に米軍が強行した降下訓練について「『常態化』していると断じざるを得ず、さらなる基地負担増が危惧されることから、強い憤りを禁じ得ない。町民の怒りは頂点に達しつつある」と指摘した。8月の訓練で58人が降下したことに「小規模とはいえず、訓練内容も拡大している」と懸念を示した。

 (1)嘉手納基地での降下訓練の全面禁止(2)伊江島補助飛行場の改修が完了するまでの間、県外・国外で実施すること(3)「例外的措置」を撤廃すること―の三つを求めた。

 當山均基地対策特別委員長は8月の訓練について、町の居住地上空を横切るように降下したことや落下物を確認したとの報道があったことを特に問題視した。

(金盛文香)