災害時に嘉手納基地のゲート開放へ 北谷町と米空軍第18航空団が再協定 沖縄


災害時に嘉手納基地のゲート開放へ 北谷町と米空軍第18航空団が再協定 沖縄 協定書を手にする渡久地政志北谷町長(右)とニコラス・エバンス准将=8月21日、同町役場
この記事を書いた人 Avatar photo 金盛 文香

 【北谷】北谷町と米空軍第18航空団は8月21日、嘉手納基地における「災害準備及び災害対応のための在日米軍施設及び区域への限定された立入りについての現地実施協定」を締結した。同日、同町役場で締結式が開かれた。避難訓練や災害時に同基地への立ち入りを認めるもの。

 協定では災害時、町民の避難経路として北谷町砂辺にある嘉手納基地第1ゲートから沖縄市山内にある第5ゲートを開放することとなっている。町民の円滑で迅速な高台への避難が目的。ゲートは町からの連絡か、同基地の判断で開放する。

 同協定は2014年に締結され、18年に期限が切れていた。その後も町と第18航空団の間で、避難訓練や災害時の避難経路としての立ち入りが可能であることは確認していた。