石破氏ら過去に接点　旧統一教会　８人が講演や寄付

　１日発足の新内閣には、石破茂首相を含め過去に世界平和統一家庭連合（旧統一教会）の関連団体と接点があった閣僚が少なくとも８人いる。党が教団と関係を断つと宣言して２年。総裁選での議論は下火だったが、解散命令請求の裁判や不当寄付勧誘防止法の見直しなど、教団問題に対する姿勢が注目される。
　２０２２年９月公表の党の調査によると、石破氏は会合で講演したり寄付やパーティー収入を得たりしていた。加藤勝信財務相、坂井学国家公安委員長、赤沢亮正経済再生担当相、伊東良孝地方創生担当相も会合に参加するなどしていた。
　調査では小里泰弘農相、武藤容治経済産業相、城内実経済安全保障担当相が同年夏の共同通信アンケートに接点を認め「認識していなかった」と釈明している。