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嘉数氏「正当評価されるか疑念があった」 保守系候補者選考の辞退理由 宮古島市長選 沖縄


嘉数氏「正当評価されるか疑念があった」 保守系候補者選考の辞退理由 宮古島市長選 沖縄 嘉数登氏
この記事を書いた人 Avatar photo 友寄 開

【宮古島】来年1月19日投開票の宮古島市長選で、自民県議や市議、経済関係者ら保守系勢力による候補者選考委員会による選考から辞退した嘉数登副市長が21日、市役所で記者会見を開き、辞退した理由について説明した。嘉数氏は「正当な評価がされるか疑念があった」と話した。

 嘉数氏は辞退理由について、採点方式の選考方法に市民から疑念の声が上がっているにもかかわらず、改善されていない点や、選考委の中から「嘉数氏は保守ではない」との声が上がっていること、選考委のメンバー構成が男性に偏っており、女性の視点を含めた選考がされるのか疑問だったことを挙げた。

 嘉数氏は「支えてくれている人とぎりぎりまで相談して辞退を決めた」と説明した。今後については「より良い宮古島市を実現したいという思いは今も変わらず強く持っている」と前置きし「私を応援してくれている人と相談しながら進めていきたい」と述べるにとどめた。

 (友寄開)