【中国時報】対中貿易黒字が330億ドル 対香港加えると過去最高


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 昨年の台湾の対中国貿易黒字は330億ドルで、対香港貿易の黒字分を加えると500億ドル以上となり、過去最高になることが分かった。対中貿易の全体の貿易総額に占める割合は27%で、香港を合わせると37%に上っている。
 国際貿易局が近く発表する貿易統計によると、昨年の輸出総額は約1250億ドル。対中貿易黒字は、民進党政権となった過去5年間、継続的に上昇を続けている。
 一方、対日、対韓貿易は赤字拡大の方向で、対中貿易黒字が全体の貿易黒字に大きく貢献している。
 同局関係者によると、1980年代は対米貿易が全体の49%を占めており、当時の状況に比べれば、現在の対中貿易への依存度は比較的健全であるとみている。対中貿易の成長率は減少傾向にあるが、これは中国政府の経済抑制策と中国からの輸入の拡大が影響しているとみている。