【中国時報】阿里山鉄道また脱線 紙銭でおはらいし復旧


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 4月1日、8両編成の阿里山森林鉄道は桜の花見客150人を乗せて阿里山に向けて出発した。約2時間後、第7車両が突然脱線したが、すぐに停車したため転覆は免れた。幸い満員の乗客にけがはなかった。

 くしくも2日前の3月30日の同じ時間、同じ地点で脱線事故が発生したばかりであった。だが、不思議なのはこれだけではない。脱線後、前回の事故の経験を生かして車両を線路に戻す作業が行われたが、4回連続で失敗。その後、職員の提案で紙銭を焼いておはらいをした後、5回目ですんなり復旧した。
 脱線原因は現場の急こう配と雨。電車は先頭と最後尾の車両に動力があるタイプで、先頭がスリップして減速したが、最後尾が速度を保ったため、間に挟まれた第7車両が脱線したようだ。