【中国時報】「台湾」の文字が図案から消える 総統就任記念切手


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 台湾郵政は現在、新総統就任記念切手を発行する準備を進めている。最初に台湾郵政が提案した図案には、「台湾TAIWAN」とあるだけだった。
 これに対し馬英九次期総統と蕭萬長・次期副総統の陣営は「中華民国第12代総統」「中華民国切手」「Republic of China」の文字がなければ発行に同意しないと台湾郵政に通知した。
 その理由として、国際郵便の慣例により郵便切手には正式な国名を使うと説明し、英文の国名にはパスポートに従いかっこつきで(TAIWAN)の文字を入れてもよい、と回答した。
 その後の話し合いで馬・蕭陣営の意見が尊重され、「台湾」と「TAIWAN」の文字がない切手の図案が示された。
 額縁の「台湾郵政股分有限公司発行」の文字に関しては切手の表面に印字がないので問題なしとされた。切手は5月20日発売される。