【中国時報】米空母の監視 異例の長さに


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 総統選挙後、台湾国内の政局は比較的安定しているが、中国共産党は台湾新旧政府がまだ政権移譲を行っていないことを理由に5月20日前を「台湾海峡の最も危険な時期」と位置付けている。
 そこで米海軍は新総統就任以降の5月20日以降もキティ・ホークとニミッツの両航空母艦を台湾海峡の周辺に展開させ、3月22日の総統選挙から行ってきた監視活動を引き続き継続する予定だという。これは国防部の蔡明憲部長が9日立法院で示した。この2カ月に及ぶ監視は異例。
 米軍関係者は新総統就任以降もチベット問題やオリンピックがあり、西太平洋にいる戦略的意義があると表明した。キティ・ホークは日本の横須賀に駐留する艦船だが、この夏には50年近くに及ぶ「従軍」を終え、米国に帰国する予定。これが最後の任務となる。