【中国時報】ハト盗み“身代金”要求 被害300人余、4人逮捕


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 台湾では伝書バトの飛行能力や帰巣本能を利用した伝書バトレースが今も盛んで、レース用のハトを飼う人も多い。今回、こうしたハトの飼い主を狙ったハトの誘拐グループが逮捕された。

 犯人は自称ハト養殖業の4人組。手口としては、伝書バトレースのルートに網を仕掛けて捕獲した後、ハトの脚に付いていた飼い主の連絡先に電話して2千元から3千元の身代金を要求していたもの。要求に応じなければ脚を折る、またはハトを殺すなどと恐喝していた。
 宜蘭県警によると被害者は300人余りで、500羽余りの伝書バトが恐喝に使われ、被害額は合計100万元(約330万円)余りに上る。被害に遭った飼い主たちは捕まったハトが心配でいたたまれず、やむなく要求に応じていたという。