15日、桃園国際空港を離陸し高雄小港空港に着陸した長栄航空機が、3つの車輪を破損させてあわや大惨事となる事故があった。36人の乗客と7人の乗務員は幸い無事だった。
破損したタイヤの一つは離陸直後にパンクし、すぐに異常が発見された。残り2つは着陸時に大きな負荷がかかったことによりパンクしたとみられる。
着陸間際、機長が車輪の問題と着陸時に衝撃がある可能性を乗客に伝え、シートベルト着用を呼び掛けた。
ある乗客は、乗務員が平静を装えば装うほど、恐怖と緊張が増したと述べる。機内には南無阿弥陀仏(あみだぶつ)を唱える声や、すすり泣き、独り言をつぶやく声も聞こえたという。着陸直後、機内には大きな拍手と歓声が広がった。
後に航空会社から乗客へおわびの「紅包」(見舞金)が配られた。
【中国時報】あわや大惨事 長栄航空機、車輪3つ破損
この記事を書いた人
琉球新報社
![Avatar photo](https://ryukyushimpo.jp/uploads/2023/09/cropped-ryuchan_maru-1-21x21.webp)