阿里山鉄道は13日、脱線事故を起こした。3月30日、4月1日に続くこの半月に3度の脱線事故が起きたため、嘉義林管処は原因解明のため全面運休を決めた。
阿里山鉄道はインドのダージリン鉄道、チリ・アルゼンチンのアンデス山鉄道と並ぶ世界3大高山鉄道の一つに数えられ、既に100年近く運行している。以前はレールが湿っている時などに脱線しやすくなっていたが、機関車の馬力をアップさせたり、滑り止めの砂をまくなどの改良が加えられ、近年はほとんど問題がなかった。短期間で3度の事故のため、今回は人為的な原因の可能性も含めて検査をしている。
今回の事故でも、120人の乗客には幸いけがなどはなかったが、まさに花見の観光シーズン真っ盛りの時期で、観光客の不便はもとより、観光イメージへの痛手は大きい。
【中国時報】半月に3回脱線 阿里山鉄道運休
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琉球新報社
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