【中国時報】労働者の定年65歳に 台湾立法院、1回目審査が通過


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 労働者の定年退職年齢が引き上げられる。立法院は18日、労働者の定年退職年齢を現行の60歳から65歳に延長する改正案について1回目審査を通過させた。
 これは国民党立法団の提案を受けたもので、これにより一般労働者と公務員の定年退職年齢が同じになる。この措置は高齢化社会の到来に伴い、少子化による衝撃を緩和するのが目的であるとされる。

 これに対し行政院労工委員会は、早期解雇など労使関係の緊張を招き、若者の就労機会を減らすと警戒をしている。
 では、一般の台湾の人々はどのように思っているのか。「高齢社会調査」によると、世代によりやや違いが見られ、45歳から64歳の中高齢者では51・2%が反対、65歳以上の高齢者は逆に57・3%が賛成と答え、反対の37・9%を上回った。