【中国時報】マンゴーの新品種発表 高雄の農場


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 15年にも及ぶ品種改良を経て新しいマンゴーの品種「夏雪」が高雄の農場から発表された。マンゴーの新種発表は1990年以来、初めて。
 現在輸出される台湾マンゴーの主力は愛文と金煌の2種類。生産量は全体の2%だが、日本では台湾の国内価格の5倍になるため利益率が高い。香港やシンガポールなどにもそれぞれ1500トン余り輸出されている。
 この夏雪1個当たりの重さは400グラムから500グラムに達する。見た目や大きさは愛文と変わりないが、風味がよく、果肉も濃密で果汁も多い。まさにアイスクリームを食べるような感覚という。
 マンゴーは黒色の斑点が出始めると売り上げに影響するが、夏雪は愛文よりも保存に耐え、5、6日でもほとんど問題がない。そのため、将来的には中国大陸や日本など海外市場への輸出が期待される。