四川省で発生した大地震で台湾人観光客にも死者が出ている。
台湾人観光客一行11人は地震発生当時、都江堰のロープウエーに乗っていたが、大地震の停電によってゴンドラが停止し、宙づり状態になった。ツアーの平均年齢は60歳以上。そのまま24時間以上ゴンドラに閉じ込められた。
救助隊の到着後も救助は難航した。鉄塔が変形していたため、救急隊が鉄塔を登ってロープを伝ってゴンドラから救出するという方法が取られた。しかし、56歳の男性が誤ってゴンドラから50メートル下に落下し、病院に搬送されたが死亡した。不幸にも彼が最初の台湾人犠牲者となった。死亡した王民権さんは携帯電話で家族に生存を伝え、家族も安心していただけに、家族は大きな落胆をしている。