【中国時報】介助犬導入も公共部門進まず 美門協会、協力要請


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 台北市キリスト教美門協会はここ2年、車いす使用者の介助犬の導入を進めている。介助犬とは、ドアの開け閉めや、スイッチやボタンの操作、着替え、起き上がる時の支えなど、車いす使用者の日常の動作を補助する役割を担った犬である。2年間、専門的に訓練をしており、生活上の介助だけでなく、大きな心の支えになっている。

 しかし、この介助犬は盲導犬では許されている公共の場所への出入りや交通機関への搭乗にまだ制限が多く、立ち入り禁止という場所も多い。協会としてはなすすべがなく、関係部署の協力を求めた。
 これに対し、台北市社会局局長は、現段階での法令では盲導犬に関して明文化されていても、介助犬に関してはまだ認証制度が確立していないため、公共の場所では安全に問題が残るという。だが、今後は資料を集め、協力をしていくつもりだと述べている。