【中国時報】高校生の産休育休が可能に 政府が法律改正


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 台湾政府の教育部は高校生に関する法律を改正し、高校生が産休や育休などの休暇を取得できるようにした。これに対し性別平等教育協会は、2004年に性別平等教育法が通過しているにもかかわらず、4年の改定期間があったことに、遺憾の意を示している。

 性平等教育法の中では、学生が妊娠した時に産休が取得できることに加え、学校内のセクハラや性被害についての規定もあった。しかし、この法律の施行後、各学校は主にセクハラ防止やセクハラ被害の申し立てシステムの確立に力を注ぎ、学生の産休に関しては注意が向かなかった。その原因は、生徒の妊娠は周囲が好意的でなく、こっそりと中絶することで自主的に学校を休むため学校には知られにくいという背景があったという。性別平等協会の幹部は、重要なのは性教育と、産休を取る勇気が持てるかということにあるという。