【ボリビア】「昔の故郷伝えたい」 「一校一国運動」で安里さん


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 今年10月に沖縄県で第4回世界のウチナーンチュ大会が開催される。大会のプレイベントとして「一校一国運動」が行われる。ここボリビアのサンタクルスにおいても、このイベントへの参加希望者に対するアンケートが行われた。
 オキナワ移住地の県人にはボリビア日ボ協会を通して配布。4月17日に締め切られ、サンタクルス在住者はサンタクルス市沖縄県人会を通して配布され、18日に締め切られた。締め切り後、ボリビア県人会より大会事務局あてに送られた。
 アンケートに返答を寄せた安里嗣幸さん(78)は「63年前に出た故郷、国頭村に帰り、母校の北国小学校の子どもたちにボリビアでの苦労話や63年前の故郷の様子などを話したい」と語った。
 「一校一国運動」は県内の小中高の児童生徒が、海外に在住する世界のウチナーンチュとの交流を通じて、その国の文化・言葉・食・歴史などを学び、異文化・多文化共生についての理解を深めることを目的にしている。(木内一夫通信員)