【中国時報】大陸の臍帯血来週にも移植 急性白血病患者に


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 7月4日から両岸の直行便が開通しているが、これに伴い双方の医学界も手を携えている。台湾の免疫遺伝学者の李政道氏が自ら大陸の杭州を訪れ、臍帯血(さいたいけつ)バンクから、白血病患者に適合する臍帯血(胎盤とへその緒の中に含まれる血液)を持ち帰り、来週にも30代の急性白血病患者に移植される見込みである。

 以前にも台湾の臍帯血が大陸の少女に移植されるケースや、その逆の場合もあった。しかし、成人の体重が50キロを超える場合、2袋の臍帯血を用いなければ移植することができない。今回、台湾には適合する臍帯血が1袋しかなく、大陸に救援を求めていた。
 現在その患者は化学治療を受けているため、すぐには移植することができないが、翌週に病状を診てから移植をする予定である。これは台湾と大陸の臍帯血を混合して用いる初めてのケースとなる。