【中国時報】夏休みの家出3倍増 成績不振、いじめ原因


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 児童および青少年の失跡人数が増加している。児童福利連盟の統計ではその数は夏休みがピークとなり、通常より3割近く増える例が報告される。連盟が発表した1992年から2007年の青少年の失跡原因のうち、家出の比率が27%から75%に激増している。

警察署の統計でも昨年1千人余りの失跡青少年の通報数のうち、自発的に家を出たという割合が72%に上る。
 発見された青少年の半数は、アルバイト先に滞在しており、4割はネットカフェや夜市で過ごしていたという。8割の子供がお金や食べ物に困り、女子の場合は性犯罪に巻き込まれる確率が高くなる。
 家出原因の多くは成績不振やいじめなどがきっかけで子供が学校にも家にも居場所がなくなる状況に追い込まれることが挙げられる。帰りたくても帰れず、薬物に手を出す子供もいるという。