【ボリビア】日ボ協会、堤防を施工 リオ・グランデ川の氾濫防止


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 ボリビアのオキナワ移住地は2007、08年と2年連続して移住地東部から北部へと流れるリオ・グランデ川の氾濫(はんらん)による洪水が発生し、大きな被害を受けた。その個所に堤防を設ける工事がこのほど、サンタクルス県の事業として行われ、オキナワ日ボ協会(宮城和男会長)が施工することになった。

 災害の緊急工事として行われるこの工事は、16キロにわたって堤防を設けるもの。総工費は744万ボリビアーノス余(約1億円)で、60%が国、残りが県の予算。7月21日に起工式が工事現場で行われた。ルベン・コスタス・サンタクルス県知事やディオニシオ・コンドーリ・オキナワ村村長、在サンタクルス出張駐在官事務所根木均参事官らが出席した。
 県知事は「この事業に協力してくれた日本政府や在ボリビア日系人に感謝する。共存共栄をしていきたい」とあいさつした。工事は、日ボ協会土木部が行い、今年9月末には終了する予定。
(木内一夫通信員)