【中国時報】エレベーター落下も全員無事 台中、21階から地下4階に


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 8日、台中市の中国医薬大学付設病院のエレベーターが21階から地下4階まで落下する事故があった。乗客の21人はすべて医師で、2人が骨折した以外は全員無事であった。

 この病院は1日に延べ6000人以上の患者が診療に訪れる。21階は国際会議ホールがあり、医師は講演を聴いていた。研修医の1人によると、ドアが閉まってから「チャン」という音とともにエレベーターが高速で落下。ようやく止まって、外に出るとそこは地下4階の死体安置室があるフロアだったという。まさに地獄の門の一歩手前であったという。21階から地下4階まで、わずか5秒ほどだったという。
 落下の原因は電気回路かブレーキシステムのトラブルとみられている。幸い安全装置が作動して、落下の際には3度の緊急ブレーキがかかったという。