【中国時報】汚染粉ミルク、台湾にも大量輸入


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 大陸の三鹿グループの有機化合物メラミンに汚染された粉ミルクが中国国内で大量に販売され、これを飲んだ乳児に多くの死傷者が出ているが、この汚染された粉ミルクが台湾にも大量に輸入されていることが分かった。

衛生処の蕭東銘処長は、台湾には25トン、合わせて1000袋の毒粉ミルクが輸入され、既に430袋が食品加工業者に卸されていた。そのうち、285袋の行方が分かっていない。
 行政院は声明を発表し、中国の22の業者の乳製品の輸入を即日全面禁止した。また、経済部は輸入された商品の販売の全面禁止を決めた。衛生処も検査体制を強化して、水際作戦に出る。
 この問題はそもそも大陸の酪農業者が原乳にメラミンを混入し、タンパク質の含有量を多く見せかけて高値で販売しようとしたことが原因であるとされる。