【中国時報】映画『海角七号』空前のヒット記録


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 魏徳聖監督の台湾映画『海角七号』が台湾史上空前のヒットとなっている。興行収入が台北市で3890万元(約1億3千万円)を超え、全台湾では破格の8千万元(約2億7千万円)を突破する見込みとなった。台湾では異例の40館で公開され、その後も上映する映画館が増え続けている。既に公開して4週目となるが、観客動員は減るどころかかえって増加している。ロケ現場となった屏東県は観光客が多数詰め掛けている。

 この映画は日本占領後の台湾で、日本に引き揚げる日本人教師が愛する台湾人女子学生にあてて書いたラブレターがベースとなった純愛もの。女優田中千絵のほか、シンガー・中孝介が日本人教師と現代のアーティストの二役を演じている。日本で行われた「第4回アジア海洋映画祭イン幕張」でもグランプリを獲得した。