【中国時報】同居60年経てようやく結婚 102歳と92歳の夫婦


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 60年という長い春であった―。苗栗縣苑裡鎮に住んでいる102歳の陳金印さんと、92歳の林針さんは60年以上の同居を経て、ようやく親戚(しんせき)が見守る中、結婚式を挙げることができた。

 64年前、林針さんの元夫は日本人によって強制的に兵士として南洋に連れて行かれたまま帰って来ることはなかった。
 その後、陳さんと出会い結婚することを決めたが、戸政事務所が死亡宣告をしていなかったため、正式に結婚できなかった。新婦の娘が裁判所から前夫の死亡認定を受けたため、このたびの運びとなった。
 これで2人は同じ墓に入ることができる。13日の結婚式当日は台風が直撃したあいにくの天気であったが、新婦の林さんは「結婚生活と同じで風が吹くときもあれば雨もある、心を共にしていれば乗り切っていける」と述べた。