【中国時報】台北国際空港 初の利用客減


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 交通部(国土交通省に相当)は先ごろ、国内の国際空港の利用者数に関する最新の統計結果を発表し、今年1月から8月までの利用者数が、台北国際空港で、3年前の拡張以来初めて減少していることが分かった。高雄国際空港も大幅に減少している。

 統計によると、台北国際空港は昨年同期比で3・4%減。高雄の小港国際空港は24%の減少だった。台北国際空港では、8月の利用者数だけでも、昨年同期比で延べ10万人減と減少幅は少ない。交通部では、原油高騰による航空運賃の値上がりも旅客減の一因とみる一方、アジア近隣諸国および地域の国際空港拡張などが大きく影響したものとみている。
 近隣諸国の国際空港では、韓国の仁川が10・8%増、北京空港が9・4%増、香港国際空港が7・2%増、広州空港が18・9%増と、順調な伸びを見せている。