【中国時報】台湾で初の台中交渉 沖縄経由船廃止も協議


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 台湾の江丙坤・海峡基金会理事長は3日、11月に台湾で中国側との直接交渉を行うことを明らかにした。台湾でこのような交渉が行われるのは史上初めて。江氏は、今回の交渉は直行便の拡大とクリアランス船の廃止に重点が置かれるだろうと述べた。

 江氏は「今年6月に締結された週末直行チャーター便に関する合意を平日にも拡大すると同時に、上海の虹橋空港も直行の対象とするよう、大陸に投資する台湾企業から強い要望が出ている」「現在は、香港上空をう回する航路だが、今後は、直線的なコースを取り、3時間の飛行時間を半分に短縮できないか協議したい」ともしている。
 また、クリアランス船に関しては、毎年5000隻の船が台湾から沖縄を経由して中国大陸へ向かっていることに言及し「もし沖縄を経由しなければ、年間1億ドルの経費削減が可能となる」とも述べた。