【中国時報】中華郵政公司 貯金額が過去最高


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 中華郵政公司によると、9月の同社の貯金総額は4兆3200億元(約13兆5400億円)と、過去最高となった。同社は、世界的な不景気による銀行の破綻(はたん)などを受け、預金者が預金を国営の郵便貯金に移し替えた結果とみている。

 今年8月と9月の2カ月では、定期預金の上昇が最も大きく、約900億元(約2800億円)増。普通預金は逆に減少の傾向にあり、同期では170億元(約530億円)の減少だった。普通預金の減少については、利子の高い定期預金に預け直した結果ではないかとみている。
 同社は毎年順調に預金額を伸ばしており、過去10年に2兆元(約6300億円)から、4兆元(約12兆5000万円)に急成長している。特に過去2年間の成長は著しい。
 同社は不景気で消費が控えられ、預貯金に充てられるようになった影響だとみている。