【中国時報】植民地時代の書籍などDB化 国立中央図書台湾分館


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 国立中央図書館台湾分館は先ごろ、日本植民地時代の書籍などのデータベース(DB)を完成させた。収められたのは、書籍3700冊、定期刊行物12種と古地図700枚。すべて画像ファイルとして収められており、書籍は全文を閲覧できる。一般公開は29日から。

 データベース化された刊行物の中には「台湾警察協会会誌」もあり、日本人警察官を風刺した漫画などから、当時の庶民生活をうかがい知ることができる。同データベースによる全文の閲覧は、館内での利用に限り、インターネットでの閲覧は目録までとなっている。
 同館の前身は台湾総督府図書館。日本植民地時代の書籍などのほか、清朝統治時代の漢籍なども収蔵している。同館には毎年、日本を中心に、世界各地の研究者6、700人が訪れており、今年「台湾学研究センター」も併設された。